ワクチン開発製薬会社3社・開発徹底分析
お久しぶりです。月日の流れるのは早いですね。もう11月も末です。
今回は新型コロナウィルスのためのワクチン候補の開発で競いあう3社の徹底分析をしたいと思います。
人生謳歌の黒い星です。
ワクチン候補で競い合っている製薬会社といえば下記の3社ですね。
ファイザー、モダーナ、アストラゼネカ
Pfizer(PFE), Moderna(MRNA) and AstraZeneca(AZN)
製薬会社3社ファイザー、モダーナ、アストラゼネカのワクチン内容をテーブルにまとめました。(Thomson Reuters Foundation)_11.2020
製薬会社 | 候補ワクチン薬名 | 値段 | 提供数 | 期間 |
ファイザー | BNT162b2
|
約$20-39 | 13億 | 2021年末までに |
モダーナ | mRNA-1273 | 約$38-50 | 10億 | 2021年中 |
アストラゼネカ | AZD1222 | 約$6-8 | 30億 | 2021年末までに |
ワクチン実用化に向けてのチャレンジ&評価内容
この3つの製薬会社のCOVID 19(新型コロナウィルス)のワクチンの開発に関する競争について分析するとしても、先にワクチンを開発した会社の利益が今後一番保証されるほど単純でないことがわかる。
それは開発後に、実用化に向けて各国の大衆にワクチン接種を受けてもらわないと実際には経済ロックダウンに終止符が打たれることはないからです。
例えば、供給量 国人口、世界の人口数レベル単位での大量生産能力やワクチンの取り扱いや、効率的な公共機関への配布能力には新しいロジスティック構築が求められることも念頭に入れなければならないと思われます。
そこで、「黒い星」が個人的な分析と意見で下記のように情報をまとめてみました。
- ワクチンの有効性
- 値段
- 取り扱い&ロジスティック構築
- 大量生産能力
新型コロナウィルス用ワクチン開発競争の徹底分析
製薬会社 | (現時点)ワクチンの有効性 | 提供値段
|
保管条件 | 賞味期限 | 生産能力 | ロジスティック | |
ファイザー | **** | * | * | * | **** | * | 12 |
モダーナ | **** | * | ** | **** | * | ** | 14 |
アストラゼネカ | * | **** | **** | **** | **** | 17 |
- ワクチンの有効性
臨床実験での有効性ではファイザー製薬が一番高く。モダーナ製薬もほぼ同じ数字で並んでいる。アストラゼネカはげ現時点では70%と低いが、2020年12月末までに、臨床実験の新たな結果発表をする予定なのでそこで前者2社に近づく可能性もあるかと思います。
- ワクチンの値段
値段面では、ダントツでアストラゼネカ製薬が低い。国の全人口数レベルを扱う上でこれは今後数年間にわたって市場シェアを拡大するのに追い風となる大きな要因と予測される。当然ながら発展途上国などでの市場シェアに強いかと思われる。
- 取り扱い&ロジスティック
マイナス70度での保管を必要とするファイザー製薬のワクチンは非常に問題がある。凍結マイナス70度での保管輸送構築や維持費を考慮してみても全世界展開していくのに大きな足かせになるのが目に見える。
モダーナ製薬はマイナス20度で6ヶ月間保管可能、更に2度から8度の環境では30日間保管可能と言われており、ファイザー製薬のマイナス70度と比較してまだ実行可能で現実味がある。3社目のアストラゼネカ製薬は2−8度の保管条件を出しているので、この項目ではアストラゼネカ製薬に勝ちを譲ろう。
- 大量生産能力
新型コロナウィルスのワクチン候補の臨床実験で先行を走り、株価が一気に上がったモダーナ製薬のワクチンの生産能力は5億回分と予測されています。老舗製薬会社であるアストロゼネカ製薬は30億回分のワクチンを生産できる体制と発表しています。と、言うことで、生産能力比較では、大きな資本力とノウハウを持つアストラゼネカに軍杯が上がります。
それでは次ページで3社の株の動きを見てみましょう。
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